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読了

2008年06月18日 00:00

最近の読了記録
15)「いつかパラソルの下で」 森絵都著/角川文庫
うーん。
こういう女の人って巷に多いのかもしれないけど、あんまり好感が持てなかった。
たしかに父親を軸にして起こるまぎれもない「ドラマ」だけど、裏表紙にあったように「心温まる」かどうかはちょっと疑問。
ただ、ときおり文章の間からすごくキラキラした表現がこぼれていて、
それは時にすごく寂しかったり後ろ向きな表現なんだけど、「ああ、こういう気持ちってあるよなあ」
と思ったので、この作者のほかの本も読んでみたくなった。

16)「空白の叫び」(上) 貫井徳郎著/小学館
3人の少年たちが個々に殺人を犯す過程を描いた小説の上巻。
こわいというよりうす気味悪い。
とくに久藤の心情がとびぬけて異常なので気持ち悪いです。
後半から少年鑑別所に舞台が移るけど、そこでの展開もすさまじい。
上巻だけしか見つからずに母から借りた本なので、これから下巻を探しだして(笑)貸してもらう予定。


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