2008年11月28日 15:48
最近の読了記録
39)「黒い家」 貴志祐介著/角川ホラー文庫
『このミス』の98年度ランキング2位に入っているのを見て、
そういえばまだ読んでないなと思い手にとってみた1冊。
ホラーというよりはサイコサスペンス。
保険金詐欺疑惑にまつわる気味の悪ぅーい話という点ではホラーっぽいけど、保険会社の実情だけじゃなく
サイコパスについてもアメリカの統計や犯罪心理学、遺伝学にまで踏みこんでいるので
とても重厚なストーリーになっている。
貴志さんの小説はほかにも何冊か読んだけど、この作品のほうが厚みがあって「読んだ」感が大きかった。
次は『天使の囀り』を読む予定。
40)「制服捜査」 佐々木譲著/新潮社
こちらも『このミス』07年度2位の作品。
はじめて読んだ作者だけど、とてもおもしろかった。
今まで駐在所という存在をあまり意識したことがなかったからか、
知っているようで知らない世界を見せてもらった感じ。
物語は5章に分かれていて、それぞれちがう事件を扱いつつも、
根底では澱のように見えないものが降り積もっている。
その謎がなんなのか、市外から配置された駐在さんといっしょに探っている気分になった。
1話目での駐在の態度にはちょっとだけ違和感を感じたけど、読み進めていくうちに
これってどこにでもありそうな田舎町の話ってところが気味悪いな、と思いました。
犯罪の発生率は高低という差こそあっても、どこにでもあるもの。
なんでも隠したがる・いやなものを排除する風潮もどこにでもあるけど、なんていうのかな、
土地や国を離れられない(と思い込んでる)、外に出られない・脱出できない人間ほどそれにこだわる気がします。
この駐在の捜査員時代の話とか、ほかの事件にかかわった話も読んでみたいな。
39)「黒い家」 貴志祐介著/角川ホラー文庫
『このミス』の98年度ランキング2位に入っているのを見て、
そういえばまだ読んでないなと思い手にとってみた1冊。
ホラーというよりはサイコサスペンス。
保険金詐欺疑惑にまつわる気味の悪ぅーい話という点ではホラーっぽいけど、保険会社の実情だけじゃなく
サイコパスについてもアメリカの統計や犯罪心理学、遺伝学にまで踏みこんでいるので
とても重厚なストーリーになっている。
貴志さんの小説はほかにも何冊か読んだけど、この作品のほうが厚みがあって「読んだ」感が大きかった。
次は『天使の囀り』を読む予定。
40)「制服捜査」 佐々木譲著/新潮社
こちらも『このミス』07年度2位の作品。
はじめて読んだ作者だけど、とてもおもしろかった。
今まで駐在所という存在をあまり意識したことがなかったからか、
知っているようで知らない世界を見せてもらった感じ。
物語は5章に分かれていて、それぞれちがう事件を扱いつつも、
根底では澱のように見えないものが降り積もっている。
その謎がなんなのか、市外から配置された駐在さんといっしょに探っている気分になった。
1話目での駐在の態度にはちょっとだけ違和感を感じたけど、読み進めていくうちに
これってどこにでもありそうな田舎町の話ってところが気味悪いな、と思いました。
犯罪の発生率は高低という差こそあっても、どこにでもあるもの。
なんでも隠したがる・いやなものを排除する風潮もどこにでもあるけど、なんていうのかな、
土地や国を離れられない(と思い込んでる)、外に出られない・脱出できない人間ほどそれにこだわる気がします。
この駐在の捜査員時代の話とか、ほかの事件にかかわった話も読んでみたいな。
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