2008年11月25日 11:59
37)「秋の花火」 篠田節子著/文春文庫
5つの話からなる短編集。
中でも印象に残ったのは、アフガンで誘拐された日本人を描いた『戦争の鴨たち』。
重いモチーフのはずなのに、身代金要求の電話をだれも真にうけないとか、
妙な笑いが入っていてグゥでした(笑)。
あと、『秋の花火』も良かった。
セミプロ(?)の弦楽オーケストラをとおして見えてくる、
先生という存在の大きさと危なっかしさが入り混じっていて、はらはらしながら読んだ。
不器用な人たちの話なんだけど、震えるような旋律を持つ弦楽器と同じようにどこか深いものがある感じ。
38)「DARKFEVER」 Karen Marie Moning / Dell Pub Co.
アメリカ人のヒロインが、姉の死の真相を探りに出かけたアイルランド先で繰りひろげられるパラノーマル・ロマンス。
いかにも南部のお嬢さまっぽいヒロインと姉の血筋が明らかになったり、
妖精と呼ばれる魔物が関わっていたり、物語はなぞがなぞを呼んでどんどん複雑怪奇になってゆく。
でもあんまりロマンスの色はなく、とってもグロいモンスターたちがいっぱい。
一応のヒーローはケルトとバスクの混血らしい色男なんだけど、
とにかくヒロインに対する態度がぶしつけで冷たいので、わたしはあまり好感が持てなかったです。
……こんなんで、この先本当に恋愛関係になれるのかな、と(笑)。
英語自体はわかりやすいかなと思いきや、二重否定的なややこしい言い回しとか
形容詞をつなぎ合わせた語句とかあって、なかなか読み応えもあります。
ファンタジーなので、造語は巻末に用語集もあり。
あまりロマンスらしくない展開なので、ファンタジーやサスペンスが好きな人にも受け入れられそう。
このシリーズはまだ何冊か続くようなので、読み続けようと思います。
5つの話からなる短編集。
中でも印象に残ったのは、アフガンで誘拐された日本人を描いた『戦争の鴨たち』。
重いモチーフのはずなのに、身代金要求の電話をだれも真にうけないとか、
妙な笑いが入っていてグゥでした(笑)。
あと、『秋の花火』も良かった。
セミプロ(?)の弦楽オーケストラをとおして見えてくる、
先生という存在の大きさと危なっかしさが入り混じっていて、はらはらしながら読んだ。
不器用な人たちの話なんだけど、震えるような旋律を持つ弦楽器と同じようにどこか深いものがある感じ。
38)「DARKFEVER」 Karen Marie Moning / Dell Pub Co.
アメリカ人のヒロインが、姉の死の真相を探りに出かけたアイルランド先で繰りひろげられるパラノーマル・ロマンス。
いかにも南部のお嬢さまっぽいヒロインと姉の血筋が明らかになったり、
妖精と呼ばれる魔物が関わっていたり、物語はなぞがなぞを呼んでどんどん複雑怪奇になってゆく。
でもあんまりロマンスの色はなく、とってもグロいモンスターたちがいっぱい。
一応のヒーローはケルトとバスクの混血らしい色男なんだけど、
とにかくヒロインに対する態度がぶしつけで冷たいので、わたしはあまり好感が持てなかったです。
……こんなんで、この先本当に恋愛関係になれるのかな、と(笑)。
英語自体はわかりやすいかなと思いきや、二重否定的なややこしい言い回しとか
形容詞をつなぎ合わせた語句とかあって、なかなか読み応えもあります。
ファンタジーなので、造語は巻末に用語集もあり。
あまりロマンスらしくない展開なので、ファンタジーやサスペンスが好きな人にも受け入れられそう。
このシリーズはまだ何冊か続くようなので、読み続けようと思います。
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