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完結しました

2011年08月23日 22:10

「涙のあとが消えるなら」、最終話アップしました。
それから、久々に検索サイトさんもリンクにお迎えしました。
よく利用させてもらってます。

今回のお話、連載から完結までうちのサイトでダントツに時間がかかってしまいました。
思ったより長くなってしまい、しかも予想以上にスロゥな展開になってしまい、長い間おつきあいくださったかたには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
この下にちょこっとあとがきなどありますので、よろしければおつきあいくださいませ♪

プロットを練っていたころは、ほんの数か月で完結する予定でした。
はじまりは、「ちょっと辛い背景を抱えたひとを描いてみたい」という、新しい挑戦からでした。
今まで書いたことのなかったキャラクターで、辛い過去の先にある再生を書きたくて。
わたしはもともと人物背景を書き込みたいタイプなので、ストーリーの中でいろいろ説明してるうちにあれもこれも詰め込みたくなってしまって。
楽しく書けたところもあれば、そうでない部分もありました。
オフで続けている翻訳学習にてこずったり、親戚の葬儀や法事が重なったり……アップダウンがあったのも影響したと思います。

ただ、このお話を書いて良かった。
ストーリーや人物背景を練るのはまるで自分に新しい人生がもらえたみたいに楽しかったし、オフが立て込んでいたからこそ、趣味の創作という息抜きも必要だったし。
結果、時間はかかってしまったし、これまで書いてきたわたしの作品とは少し違ったトーンのお話になったけど、満足です。

今まではわりと、主人公たちが知り合って恋に落ちて、トランプのカードをめくるみたいにぱっとドラマが生まれる話が多かったと思います。
でも、今回の平野とメイはゆっくりと時間をかけて色をつけてゆく水彩画のイラストのような、そんな二人にしたかった……そうなってるといいんですが。
あとは、外国人を親に持つひとの周囲とのギャップも書きたかったことでした。
ドミはいやなことがあればいやだって主張できるタイプで、カレルはひたすら自分から他者を拒絶してしまうタイプ。
そんな佐藤家の中で、メイは周囲とのギャップをギャップとして受け止めた上で、自分がどうしたいのか考えながら生活している。
なんとなく、そういうイメージがわたしの中にありました。
機会があったらまたどこかで出したいです。

よろしければ、感想などいただけると励みになります。
このあとは少々お休みをいただいて、それからずっと気になっているやつに手をつけます。
たぶんものすごく時間がかかってしまうと思いますが、マイペースでゆるゆる進みますね。




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