2010年02月01日 14:01
選抜試験の訳文、やっと終了しました!
わりと短めだったのでだいじょうぶかと思いきや、日本語にしづらい言い回しが多くてものすごーく頭を抱えました。
悩みすぎて寝不足になってしまった……しかも受かるかどうか定かじゃなく、場合によっては落ちるかも……ぐっすし。
とりあえず、読書に逃避しつつ今はゆっくり休みます。
最近の読了記録
(3)「GMO(上)」 服部真澄著/新潮社
(4)「GMO(下)」 服部真澄著/新潮社
GMOとはGenetically Modified Organismの略語で、遺伝子組み換え作物や生物のこと。
アメリカ在住の翻訳家・蓮尾一生は、あこがれてやまないアグリビジネスの実情を綴ったノンフィクションの翻訳権を手に入れ、南米ボリヴィアへ取材に出かける。
だが、さまざまな思惑が入り乱れたボリヴィアでコカ農家の真の姿を知り、見えない陰謀に飲み込まれてゆく。
わたしの好きな服部さんの作品らしく、CIAやDEAなど政府機関がばんばん出てきて、どんでん返しがふたつくらいあったので非常におもしろかったです。
あまり馴染みのないボリヴィアという国についても描写が鮮やかで、なんだか映画を一本観たあとのようにリアルな印象でした。
7~8年も前の作品ですが、あまり古臭さは感じません。
それどころか、遺伝子組み換え作物に関して当時すでにここまでの技術が(空想論としてでも)囁かれていたんだとしたら、今はどうなっちゃってるんだろう、と恐ろしくなる。
特に日本はこの種のことにきちんと論議がされないまま、もうすでに遺伝子組み換え食品がわたしたちの生活にがっちり入りこんでしまってるように思うので。
あと、本書はワインやコカ葉農家についても詳細に書かれていて、あらためて服部さんの情報収集能力とそれをうまくストーリーに絡めてゆく手腕に酔いしれました。
蓮尾とその編集者以外の登場人物はほとんど外国人なので、ものすごくよくできた翻訳小説を読んでいる気分になりました。
……しかし、ノンフィクションとか専門書の翻訳ってすげぇ……売れてる翻訳家はいい生活してるよなあ蓮尾さん(笑)。
わりと短めだったのでだいじょうぶかと思いきや、日本語にしづらい言い回しが多くてものすごーく頭を抱えました。
悩みすぎて寝不足になってしまった……しかも受かるかどうか定かじゃなく、場合によっては落ちるかも……ぐっすし。
とりあえず、読書に逃避しつつ今はゆっくり休みます。
最近の読了記録
(3)「GMO(上)」 服部真澄著/新潮社
(4)「GMO(下)」 服部真澄著/新潮社
GMOとはGenetically Modified Organismの略語で、遺伝子組み換え作物や生物のこと。
アメリカ在住の翻訳家・蓮尾一生は、あこがれてやまないアグリビジネスの実情を綴ったノンフィクションの翻訳権を手に入れ、南米ボリヴィアへ取材に出かける。
だが、さまざまな思惑が入り乱れたボリヴィアでコカ農家の真の姿を知り、見えない陰謀に飲み込まれてゆく。
わたしの好きな服部さんの作品らしく、CIAやDEAなど政府機関がばんばん出てきて、どんでん返しがふたつくらいあったので非常におもしろかったです。
あまり馴染みのないボリヴィアという国についても描写が鮮やかで、なんだか映画を一本観たあとのようにリアルな印象でした。
7~8年も前の作品ですが、あまり古臭さは感じません。
それどころか、遺伝子組み換え作物に関して当時すでにここまでの技術が(空想論としてでも)囁かれていたんだとしたら、今はどうなっちゃってるんだろう、と恐ろしくなる。
特に日本はこの種のことにきちんと論議がされないまま、もうすでに遺伝子組み換え食品がわたしたちの生活にがっちり入りこんでしまってるように思うので。
あと、本書はワインやコカ葉農家についても詳細に書かれていて、あらためて服部さんの情報収集能力とそれをうまくストーリーに絡めてゆく手腕に酔いしれました。
蓮尾とその編集者以外の登場人物はほとんど外国人なので、ものすごくよくできた翻訳小説を読んでいる気分になりました。
……しかし、ノンフィクションとか専門書の翻訳ってすげぇ……売れてる翻訳家はいい生活してるよなあ蓮尾さん(笑)。
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