2009年12月31日 21:37
今年はあんまり読書が進みませんでした。
読了記録以外に読んだものもあるんですけど、読み止しのものがすごく多いという感じ。
今年読んだマンガでハマッたのは『死がふたりを分かつまで』『ちはやふる』『ヴァムピール』あたり。
来年は、国産小説も海外小説も洋書もマンガももっともっと読みます!
最近の読了記録
(39)「阪急電車」 有川浩著/幻冬舎
タイトル通り、阪急電車を利用するさまざまな乗客のドラマを連作仕立てで収録した一冊。
有川さんの本の中でも、次に読むならこれにしようと思っていたのと、拍手コメントで偶然おすすめしていただいたので意気揚々と読書にとりかかりました。
短編連作なので一作ごとにそれぞれ違った切り口のストーリーが読めて、そのどれも考えさせられたりうーんと唸ってみたり読後感が良かったりと、かなりお気に入りの一冊です。
とくに翔子がインパクト大きかった。
ぱっと目立つタイプなのに、同期の地味子に婚約者を寝取られて破談。
すごいなと思ったのは、翔子本人がどれだけ自分の『威嚇力』を自覚しているかというところ。
この婚約者にしても仁川駅のミサの彼氏にしても、有川さんてダメな男を完膚なきまでにこきおろすよなあ。
そういうダメ男を主人公に持ってこないのが惜しいといえば惜しいけど……いい人で終わらない主人公男というのも、この作者なら読んでみたいなあ。
気持ちが下がり気味になってるときは有川さんの文章が染みます。
おすすめしてくださったAさん、ありがとうございました!
(40)「君はぼくの声になる」 mimi著/ハート出版
2002年にニュースでも大きく取りあげられた「こげんたちゃん事件」について、続編ともいうべき波紋をつづったノンフィクション。
事件のことは知っていましたが、その後どんなふうに社会が動いているのか全体像はつかめなかったので、猫と暮らしている身としてはずっと気になっていました。
事件を一方的にとらえたりはせず、どうしてこういうことになったのか、野良猫の問題だけでなく人間の生きづらさも掘り下げているところが多面的で参考になると思いました。
ライターさんがアメリカ在住のかたなので、アメリカの動物愛護センターの様子も詳しく触れられています。
表紙のイラストが美しく、また巻頭に収録された胸の痛くなるような猫の詩との対比が、この本の出版に携わった方々の思いの深さを表しているように思います。
読了記録以外に読んだものもあるんですけど、読み止しのものがすごく多いという感じ。
今年読んだマンガでハマッたのは『死がふたりを分かつまで』『ちはやふる』『ヴァムピール』あたり。
来年は、国産小説も海外小説も洋書もマンガももっともっと読みます!
最近の読了記録
(39)「阪急電車」 有川浩著/幻冬舎
タイトル通り、阪急電車を利用するさまざまな乗客のドラマを連作仕立てで収録した一冊。
有川さんの本の中でも、次に読むならこれにしようと思っていたのと、拍手コメントで偶然おすすめしていただいたので意気揚々と読書にとりかかりました。
短編連作なので一作ごとにそれぞれ違った切り口のストーリーが読めて、そのどれも考えさせられたりうーんと唸ってみたり読後感が良かったりと、かなりお気に入りの一冊です。
とくに翔子がインパクト大きかった。
ぱっと目立つタイプなのに、同期の地味子に婚約者を寝取られて破談。
すごいなと思ったのは、翔子本人がどれだけ自分の『威嚇力』を自覚しているかというところ。
この婚約者にしても仁川駅のミサの彼氏にしても、有川さんてダメな男を完膚なきまでにこきおろすよなあ。
そういうダメ男を主人公に持ってこないのが惜しいといえば惜しいけど……いい人で終わらない主人公男というのも、この作者なら読んでみたいなあ。
気持ちが下がり気味になってるときは有川さんの文章が染みます。
おすすめしてくださったAさん、ありがとうございました!
(40)「君はぼくの声になる」 mimi著/ハート出版
2002年にニュースでも大きく取りあげられた「こげんたちゃん事件」について、続編ともいうべき波紋をつづったノンフィクション。
事件のことは知っていましたが、その後どんなふうに社会が動いているのか全体像はつかめなかったので、猫と暮らしている身としてはずっと気になっていました。
事件を一方的にとらえたりはせず、どうしてこういうことになったのか、野良猫の問題だけでなく人間の生きづらさも掘り下げているところが多面的で参考になると思いました。
ライターさんがアメリカ在住のかたなので、アメリカの動物愛護センターの様子も詳しく触れられています。
表紙のイラストが美しく、また巻頭に収録された胸の痛くなるような猫の詩との対比が、この本の出版に携わった方々の思いの深さを表しているように思います。
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