2008年08月04日 00:00
最近の読了記録
21)「主婦と恋愛」 藤野千夜著/小学館
普通の主婦が主人公なので興味を持ったけど、不倫小説だったらちょっとやだな、と思いながら手に入れた1冊。
読んでみた感想は、不倫小説じゃなくてほっとしました(笑)。
でも、気持ちの上だけの短い恋はしてるけど……妻だけじゃなくて、たぶん旦那さんも。
舞台は日韓共催のワールドカップだった頃。
わたしも当時は同じように楽しく観戦していたので、懐かしく思い返しました。
そう、あの時の日本は、サッカーという共通項を抱えてすごく浮かれてたんだよね。
主人公のチエミと、オタクっぽい雰囲気のなで肩の夫のやりとりが
どこか距離感があるというかいまいち直球じゃないというか、
普通の日本人夫婦ってこんなにはっきり物をいわないのか、と考えさせられました。
たとえば猜疑心があるなら、なぜ「浮気したいの?」と訊かずに遠回しな訊きかたをするのかな、とか
なぜ自分が嫉妬してるとはっきり認めてしまわないのかな、とか。
自分の気持ちを隠そうとしてごまかしの上塗りをする行為って、わたしには面倒くさくてとてもできない(笑)。
以前から日本人とのコミュニケーションてむずかしい、と日本人のくせに痛感していたので、
この本を読んでいるあいだも、わたしの疑問はずっと台詞の核心はどこなのかとか、
なにを意図する言葉なのかとかに集中しっぱなしでした(そこかよ!みたいな・笑)。
結局、シャイなんだろうなと思います。
好きな人のことを「好きだ」と認めない。
愛してる夫のことも、他人の前ではそんなそぶりを見せたがらない。
過去ののぼせあがった恋愛は、「なかったこと」。
謙遜とはちょっとちがう。
どちらかというと照れみたいな感じ?
フィクションでもリアルの世界でも、若い人だけじゃなくて同世代の人たちからも同じ印象を受ける時があります。
以前はそれがどうしてなのかわからなかったけど、最近実生活で周りの人から受ける印象で気づいたことがあったり、
この本を読んで受けた印象とがすこし似ていたので、ちょっとだけわかるようになった気がしました。
21)「主婦と恋愛」 藤野千夜著/小学館
普通の主婦が主人公なので興味を持ったけど、不倫小説だったらちょっとやだな、と思いながら手に入れた1冊。
読んでみた感想は、不倫小説じゃなくてほっとしました(笑)。
でも、気持ちの上だけの短い恋はしてるけど……妻だけじゃなくて、たぶん旦那さんも。
舞台は日韓共催のワールドカップだった頃。
わたしも当時は同じように楽しく観戦していたので、懐かしく思い返しました。
そう、あの時の日本は、サッカーという共通項を抱えてすごく浮かれてたんだよね。
主人公のチエミと、オタクっぽい雰囲気のなで肩の夫のやりとりが
どこか距離感があるというかいまいち直球じゃないというか、
普通の日本人夫婦ってこんなにはっきり物をいわないのか、と考えさせられました。
たとえば猜疑心があるなら、なぜ「浮気したいの?」と訊かずに遠回しな訊きかたをするのかな、とか
なぜ自分が嫉妬してるとはっきり認めてしまわないのかな、とか。
自分の気持ちを隠そうとしてごまかしの上塗りをする行為って、わたしには面倒くさくてとてもできない(笑)。
以前から日本人とのコミュニケーションてむずかしい、と日本人のくせに痛感していたので、
この本を読んでいるあいだも、わたしの疑問はずっと台詞の核心はどこなのかとか、
なにを意図する言葉なのかとかに集中しっぱなしでした(そこかよ!みたいな・笑)。
結局、シャイなんだろうなと思います。
好きな人のことを「好きだ」と認めない。
愛してる夫のことも、他人の前ではそんなそぶりを見せたがらない。
過去ののぼせあがった恋愛は、「なかったこと」。
謙遜とはちょっとちがう。
どちらかというと照れみたいな感じ?
フィクションでもリアルの世界でも、若い人だけじゃなくて同世代の人たちからも同じ印象を受ける時があります。
以前はそれがどうしてなのかわからなかったけど、最近実生活で周りの人から受ける印象で気づいたことがあったり、
この本を読んで受けた印象とがすこし似ていたので、ちょっとだけわかるようになった気がしました。
コメント
コメントの投稿