2009年09月28日 14:19
連休中はどこも混むから出かけても疲れるだけだろうと思い、おうちでDVDを堪能しました。
読書熱はクールダウンしたのかペースが落ちたけど、のろのろ読んでいます。
最近の読了記録
(31)「乱反射」 貫井徳郎著/朝日新聞出版
ごく普通の人々の日常をつづった小説が好きなので、前から気になっていたこの本もとうとう読んだという感じ。
幼い子どもが犠牲者になった事件をゼロとして、マイナス44という時点から物語が始まっている。
子どもに直接関係のある人も出てくるけれど、一見まったく接点を持たないように見える人も、登場人物すべてが事件を引き起こしたという、いわば連鎖反応を描いた話だと思った。
誰ひとりとして子どもを殺そうなんて思っていないのに、みんなそれぞれに自分勝手なところがあって……たとえば犬のフンを片づけない老人とか、風邪で深夜のERを利用する患者とか。
ひとつひとつはマナー違反の範囲なんだけど、それが要因となって事件につながってゆくシナリオはすごく怖いです。
まったく罪の意識を感じない人もいれば、重い罪悪感によって行動を改める人もいて、事件後のそういう反応にも考えさせられました。
この話は痛ましい事件を軸にしてあるけど、社会って一人一人が形作って作用してるんだなあって気づかせるにはわかりやすいシナリオだと思いました。
ただ、この話は極端な例だとは思うけど……だいたいフンを片づけないおじさんもさー、腰をかがめなくてもフンを取れるマジックハンドみたいな道具とか使えばいいじゃないのよー、と瞬時に考えてしまった腰痛持ちのわたし(笑)。
痛いんだったら早めに整体や病院に行っとけばいいのになぁ。
読書熱はクールダウンしたのかペースが落ちたけど、のろのろ読んでいます。
最近の読了記録
(31)「乱反射」 貫井徳郎著/朝日新聞出版
ごく普通の人々の日常をつづった小説が好きなので、前から気になっていたこの本もとうとう読んだという感じ。
幼い子どもが犠牲者になった事件をゼロとして、マイナス44という時点から物語が始まっている。
子どもに直接関係のある人も出てくるけれど、一見まったく接点を持たないように見える人も、登場人物すべてが事件を引き起こしたという、いわば連鎖反応を描いた話だと思った。
誰ひとりとして子どもを殺そうなんて思っていないのに、みんなそれぞれに自分勝手なところがあって……たとえば犬のフンを片づけない老人とか、風邪で深夜のERを利用する患者とか。
ひとつひとつはマナー違反の範囲なんだけど、それが要因となって事件につながってゆくシナリオはすごく怖いです。
まったく罪の意識を感じない人もいれば、重い罪悪感によって行動を改める人もいて、事件後のそういう反応にも考えさせられました。
この話は痛ましい事件を軸にしてあるけど、社会って一人一人が形作って作用してるんだなあって気づかせるにはわかりやすいシナリオだと思いました。
ただ、この話は極端な例だとは思うけど……だいたいフンを片づけないおじさんもさー、腰をかがめなくてもフンを取れるマジックハンドみたいな道具とか使えばいいじゃないのよー、と瞬時に考えてしまった腰痛持ちのわたし(笑)。
痛いんだったら早めに整体や病院に行っとけばいいのになぁ。
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