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日々の雑記と翻訳修行日記、読了記録など。
 

 

 
コメントありがとうございます。
感想をいただいたときは一気に気持ちが上がるのが自分でもよくわかります(笑)。
読んでくださってるんだなあ、と思うとお言葉が身にしみます。

最近の読了記録
(11)「桐島、部活やめるってよ」 朝井リョウ著/集英社


新聞か何かで紹介されているのを見たとき、タイトルのインパクトが大きくてどうしても忘れられず、けっきょく読んでみました(笑)。
タイトルになった桐島はいっこも出て来ず、ほかの誰かの視点をとおして短編連作で描写されるというニクイ技法が使われています。
べつの人物をとおして描写されるほうが、読者としては客観的に見られておもしろい。

高校生活が舞台の小説なんてふだんあまり読まないせいか、この本が自分の高校生活とかけ離れているせいか、あっさりとした目で読めました。
……「上」とか「下」とか「最上」とか、いまの17歳ってこんなに自分の立ち位置わかってるものなのかな?
そもそも立ち位置って決めないといけないものなのかな?
だとしたらすごーく面倒そうっていうか、生きづらいだろうなあ。

やりたいことがわかっている映画部のふたりがいちばんまぶしかった。
前田本人の話はふんふんと思いながら読んだけど、ラストの菊池の目をとおして見た映画部にすごく共感しました。
菊池も沙奈も薄っぺらくてしょーもないんだけど。
そんな中でただひとり、実果の背負っているものが大きくて、きっとおとなだってほとんどのひとが苦労するだろうに、ちゃんと実果なりにしょって立っているところが偉いなと思いました。
考えたり悩んだりするのって、つらいし面倒だしもうやめたいと思うときも多いだろうけど、そうしないと前へ進めないというメッセージなのかも。
桐島視点の話も読んでみたい。

 
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『涙のあとが……』第11と1/2話アップしました。
平野視点です。
今回のタイトル『INCONSOLABLE』はバックストリートボーイズの曲から。
心を揺さぶられるメロディがとても印象的で、お気に入りの1曲です。
「やるせない」とか「慰めることのできない」という意味でつけました。

今回は文字どおりINCONSOLABLEって感じで、深刻じみた場面になってしまってなんだか申し訳ないです……。
でも書きたかったことのひとつに「夫婦ってなんだ?」っていうのがあって、ものすごく近い存在でありながらべつの家族からきた人っていうイメージを描きたかったんですね。
基本的に他人なんだけど、でも自分の中に取りこみたいほど愛情のある人。
だけど生まれ育った家族からももちろんだいじにされていて、だからこその悩みもある、みたいな。
……うまい言葉で表現できませんが、いっそ夫婦ふたりだけだったらどんなにラクだろう、と思うことは多々あるんじゃないかな。

メイはこれからががんばりどころというか、ホント片思いってつらいよねぇ。
書きながら自分でもそう思います……ずっと以前に書いた『楽園の遅刻者』の女性版のような、どこからどう見ても片思い、みたいな。
……そういう話を書くのが楽しいんですよねぇこれがまた(笑)。
次の更新までにはもうすこしお時間をいただければ、と思います。
よろしければ感想などいただけると励みになります♪
ではでは。

 

 

 

 

 
最近の読了記録
(9)「ロスト・シンボル(上)」 ダン・ブラウン著/角川書店
(10)「ロスト・シンボル(下)」 ダン・ブラウン著/角川書店


ラングドン教授シリーズの第3弾。
旧友・ソロモンに頼まれて講演をするためにワシントンDCへと駆けつけたラングドンだったが、そこにソロモンの姿はなく、彼の切断された右手首を発見する。
旧友はマラークという人物に誘拐され、マラークはフリーメイソンの最高位だけが知る「古の門」を探せとラングドンに命じた。
どこから聞きつけたのかやってきたCIA局長も「国家の危機だ」とラングドンに同行し、フリーメイソンの秘密を軸にしてDCを縦横無尽に駆け回る謎解きが始まった。

いやー、楽しませてもらいました。
この作者の日系人の命名のしかたには首を傾げたくなりますが(笑)、前2作に負けず劣らず薀蓄満載で読み終わるのがもったいないくらいでした。
ワシントンDCは大学時代に訪れたことがあったので(『ワシントンの神格化』なんて同じ角度から写真撮ってあるし!)、ヨーロッパよりずっと親近感があったせいで楽しめたのでしょうが、それにしてもわたしはいままでフリーメイソンという結社をかなり誤解していました。
……まあ、世の中にそれほど情報が出ていないってこともあるんでしょうけれど。
儀式に象徴されるようなおどろおどろしい悪魔信仰なわけはなく、秘密を守ってゆくための結社という印象を受けました。
ダン・ブラウンはどうやって取材をしたんだろう……と、そっちのほうが気になります。

本書はアメリカ建国時代からの秘密をめぐるストーリーと平行して純粋知性科学に関してのストーリーも描かれていますが、科学って突きつめすぎるとほんとうにオカルトチックになるというか、魔術みたいなものになってゆくんですかね。
仏教の浸透している日本では死後の世界だとか転生だとかも(信じる信じないは別として)時に話題にあがるので、そーんなに「大発見」かなあ?と首を傾げたくなりましたが。
魂に重さがあったよ、だからなに?という感じ(笑)。

読める人が見れば読み解ける情報が、世界のだれもが知っているもの(ネタバレになりそうなので、あえて名称は伏せますが)に隠されているっていうのはすごく納得できます。
そうじゃないと世に広める意味がないよね。
秘密っていうのは単にひた隠すよりも、公開しておいてある程度の時間と労力を割いて読み解いてもらうものなのかもしれません。
キーワードがごく当たり前の語句だと、額面どおりの意味でとらえて素通りすることが多いですもんね。
ラングドンの専門である象徴学ってほんとうにおもしろいなあと思います……聴講してみたい(笑)。

 

 

 

 

 
また冬に逆戻り、みたいなお天気が続きますね。

先月受験した選抜試験は無事合格し、早くも1回目の課題にとりかかっています。
テキストは同じロマンス作家のものなので馴染みはあるんだけど、やっぱりむずかしい……。
まだまだ日本語がこなれてないというか、固いなと自分でも感じます。
今回はまだどうにかなるとしても、次回の課題が超絶忙しい中でのとりくみとなりそうで、グレードのアップは希望薄(涙)。
あー、気の済むまで楽しい趣味の時間が持ちてぇ~!(笑)

でもめげずに進みますよ!
翻訳の勉強じたいはすごく楽しいし先生もおもしろいし、続けたいという気持ちになれるのは嬉しいです。


 

 

 

 

 
きゃー、だいぶ間があいてしまいました!
いろんなことにがんばっております。
ちょこちょこブログにも戻ってきますので、よろしかったら読んでやってください。

最近の読了記録
(8)「噂」 萩原浩著/新潮文庫


「ミリエルをつけてるとレインマンに襲われないんだって」
そんな口コミは香水を売り出すために仕掛けられた戦略だったのに、やがて噂は現実のものとなり、連続殺人事件が起こる。

姿の見えないレインマンと、小暮と名島を中心とした捜査班、噂を作りだした企画・広告会社、そして渋谷の女子高校生たち。
どの登場人物も背景がきちんと組み立てられているなかでストーリーが進んでゆくので、先が気になってどんどんページをめくってしまいました。
設定が10年近く前の東京だから若者文化も今とはだいぶ違うけど、口コミの伝播力はなるほどなあと思わせてくれる。
とにかく人物描写がすばらしくて、わたしはどうしても小暮・名島コンビに肩入れしてしまったけれど、女子高生のやりとりも殺伐とした会社社会で生きる人間の裏描写もとても読み応えがありました。
「フェチ」という言葉は今ではときどき耳にするけれど、本来のフェティシズムってすごく恐ろしい言葉なんだとだいぶ昔に犯罪学で習った記憶があります。
この本のラストでそれを思い出しました。

つぎはおそらく『ロスト・シンボル』を読みます♪

 

 

 

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Author:pugtail
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