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読了

2010年01月21日 13:08

ただいま選抜試験に取り組んでまして、サイト・ブログ共に更新が滞っております。
もうしばらく時間がかかると思いますが、ブログにはちょこちょこ戻ってくるつもりでいますので、のんびりおつきあいくださると嬉しいです。
特に『涙のあとが……』、お待たせ中で申し訳ありません!
試験に受かったら受かったでまた忙しくなるのですが(かといって暇になるのはイヤン・笑)、今年ものんびりゆるゆるとサイトを進めていくつもりでいます。
受験生や通信教育生、語学スクールで勉強中のかた、お互い望む場所にたどり着けるよう願っています☆

最近の読了記録
(2)「熱氷」 五條瑛著/講談社文庫


血の繋がらない姉の訃報でカナダから帰国した氷山ハンターの恒星と、「ポセイドン」と名乗るテロリストとの攻防を描くミステリ。
先が気になって気になって、一気に読みきってしまいました。
この小説で、氷山ハンターなる職業があることを初めて知りました。
スケールの大きさと相反する緻密さがないとできない職人技で、それがまたこの無骨な恒星にとてもよく似合っている。
光晴とのやりとりもゆっくりとしてるけど自然な雰囲気で、慈愛が感じられた。
武器商人の双子とか滑川とか、この手の美形にはもう食傷気味だけど、恒星と姉の朱音の関係がすごくいい。
こういうふうに、外見じゃなく精神面での「美形」が出てくる話ならもっともっと読んでみたい。

ただ、ラストのけりのつけ方はどうかな……やっぱりできなかった、っていうほうが、何より大事な光晴のためにも良かったんじゃないかと思う。
続編もあったらいいのにな、と思わせるキャラ立ちの一冊。
大満足です。

2010年の1冊目

2010年01月07日 14:29

最近の読了記録
(1)「百年の恋」 篠田節子著/朝日文庫


2010年の1冊目は篠田さんの、年収200万のライター兼翻訳家の真一と才色兼備のエリート銀行員・梨香子の織りなす結婚生活と子育てのようすを描いた結婚騒動小説。
主人公は真一。
なので、仕事はできるけど家事育児まったくダメで、しかも家の内と外では別人の梨香子の心情が一切わからないのが惜しい。
ここまで自分優先で、夫すら愛情や居心地のよさでなく「どこまで使えるか」で選んでそうな女性いませんて(笑)。
真一が自分に自信を持てなくて他人とのコミュニケーション下手なのに対して、梨香子は「女」というジェンダーに反発するあまりものすごい葛藤を抱きすぎ。
なにもそこまで肩肘張らなくても……とおなじ女ながら思ってしまいました。
こんなにがんばっていて、「人間として」疲れないのかなあ?

真一の本来の職業がSF小説の翻訳家だったので、そこの部分は「おお!」と興味深く読みました。
たしかに収入は低いけど、原作を好きでしかも的確な英語力と作家レベルの日本語力がなくちゃできない仕事だよね。
……いいな、わたしもがんばろう(結局そこか・笑)。

さて、このあとも読み止しのままだった本をがんがん読んでいきますよ!


あこがれ

2010年01月06日 00:56

年末年始はのんびりと過ごし、やっと通常モードに戻ってきました。
いまは最後の通教課題に取りくんでいます。
お正月は海外ドラマのDVDにハマッたりしてがっつり休みを満喫したのですが、クリスマスが終わって投げ出したままの課題がずっと気になっていた反動か、今日1日でけっこう進みました。

やっぱり翻訳の勉強っておもしろい。
楽しい。
1日1ページでも半ページでも、ちょっとずつでもいいから毎日続けていれば、いつか物語のエンドマークまでたどりつくことができる。
いまはまだ、そういう意識で勉強を続けています。
いつかプロになれたら、何十ページも延々と訳して1日が終わったりするんだろうなあ。
そんな日々を送ることが、ここ何年も思い描いているあこがれです。

課題はここ半年間の総仕上げという感じですが、このあともおなじ講師のクラスがあるので、また通信で翻訳学習を続けられたらと思っています。
まずは選抜試験に受かることだな。
いい具合にやる気もでてきたし、体調もまあまあなので、このままできるところまでがんばってみたい。
……これでグレードが上がってくれたら言うことなしなんですけどねぇ。




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