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日々の雑記と翻訳修行日記、読了記録など。
 

 

 
以前は、「信仰心」て自分からいちばん遠いところにあるんじゃないかと漠然と考えていました。
どんな宗教も信じないんじゃないかと。
でも最近はそういう考えにすこし疑問をなげかけるようになったというか、自分の中でも「ま、そんなにかたくなにならなくてもいっか」みたいなアバウト感がでてきました。

お墓も葬式もいらないし、そうした諸々の死後のことにはあまり興味がないのはいまもおなじですが、心の幹になりそうな、「いまの人生をどう生きるか」とか「どうやって人生をたたむか」みたいな価値観には、すこしだけ光がさしたような気がします。
いまはまだ夫もいるし家族や友人もいてくれますが、だんだん年をとってきて周りにだれもいなくなったときは、おそらく信仰心のような何かの「よすが」がほしくなるだろうな、とか。
共通の価値観をわけあえるひとたちを身近に感じたくなるんだろうな、とか。
たぶんそれが、わたしの中では「信仰」にいちばん近いものなんだろうと思います。

いまはまだ、ほんとうの孤独を知らないからあえて行動に移さなくても生きていけるけど。
でもきっと、セーフティネットのような役割の宗教や信仰心が存在するかぎりは、ほんとうの孤独なんてないんでしょうね。
それが「救い」ってことだと思うので。
祖父の法事に出てみて、そんなことをふと考えました。


 
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最近の読了記録
15)「全壊判定」 鎌田正明著/朝日新聞出版


地震で全壊という判定を受けた中古マンションの理事長を中心に、
建て替え派vs.補修派の論争と、住民それぞれの事情を描いた話。

ウチも以前マンションを買おうと考えていた時期があって、悩みに悩んで結局とりやめたので、マンションを買ってそこに暮らすってこういうことなんだな、と現実味を持って読むことができた。
なんとなく、全壊判定なら建て替えがいちばんいいんじゃないかと誤解していた。
ケースバイケースで、補修ですむならそのほうが経済的に負担が軽くすむし、直して使うから環境にもいいという見方もあるんですね。
戸建てなら個人で決定できるそうした方針が、120世帯をまとめなきゃならないマンションの苦労はほんとうに大きいと思う。
これが怖いところその1。
この本に描かれたマンションみたいに、エゴ剥き出しの住人が多い場合は特にキツイ。
こんなひどい話はそうありえないとは思いますが、賃貸とちがってさっさと出てゆくわけにもいかず、しかもローンはどんどんかさむわ売るにも売れないわというのがこの話の怖いところその2。

いちばん大きな疑問をもったのは日本の都市計画です。
マンション開発とか都市開発って、つきつめて考えるとなんのためにあるんだろう。
古い町並みや建物をたいせつに使っている国を見るとすごくうらやましく感じるときがある。
使い勝手があまりよくないという短所があるかもしれないけど、便利になりさえすればいい、めんどうだからぜんぶ壊して作り直せという風潮はちょっと不安。
これはだめ、あれもだめという共同住宅の狭い枠組みは、高いお金をだして買う側にしては納得いかない。
マンションを買って住むにしても売るにしても、もうすこし自由度が高いといいんだけど、それにはまず、なにごとも話し合って決めるという習慣があってこそだと思います。
この物語のラストは収まるべきところに収まったという感じですが、これからの都市開発に関しては大きな疑問を投げかけていて、久しぶりに重厚なバウムクーヘンのような一冊を堪能しました。


 

 

 

 

 
急に暑くなったせいか、体がついていきません。
あつ~。
アイスコーヒーが美味しい季節になってきたので、水出し珈琲を作って堪能中。
なかなかよいです。

新しいお話はごりごり書いています。
思っていたより長くなりそうなので、ざっと書き上げてからサイトでアップになりそう。
とりあえず6月のどこかで第1話を出せたら、と考えながら進めています。
もうすこしお待ちくださいませ。
では、モノカキ作業に戻ります!


 

 

 

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