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日々の雑記と翻訳修行日記、読了記録など。
 

 

 
最近の読了記録
11)「骨の記憶」 楡周平著/文藝春秋


楡さんにしては、どことなーく「ねっとり」した話。
東北出身の貧しい主人公が上京してからのぼりつめてゆく物語という点では、
『オリンピックの身代金』と重なる部分もたくさんあったけれど、
この物語のほうが暗く、登場人物たちがいやな感じに法に触れている気がする。
どれだけ裕福になっても満たされていないし、犯罪に手を染めるのも自分のエゴという感じ。
楡氏の文章は一貫して冷徹で隙がなく、よけいな感情を植えつけられなくて読みやすい。
冒頭の清枝がよくできた愛情深い妻という印象だったのに対し、
ラストでの変貌ぶりがすさまじかった。
でも夫婦って、そこに至るまでの歴史があればこそ、
そんなにいっぺんに覆らないと個人的には思うんだけど。
『陪審法廷』のようなリーガル・サスペンスから一転、やっぱり引き出しが多くて大好きな作家。
もっともっと読みたいです。

12)「激流・上」 柴田よしき著/徳間文庫
13)「激流・下」 柴田よしき著/徳間文庫


修学旅行中に行方不明になったはずの同級生・冬葉から、二十年たってメールが届いた。
冬葉と同じ班だった6人のその後と、当時の様子を振り返りながら展開するサスペンス。

タイトルのごとく、あれよあれよと流されるようにページを繰ってしまった。
すごくおもしろかった。
事件当時は15歳だった6人がいまは35歳になっていて、それぞれに仕事や家庭がある様子や、
当時は仲がよくなかったのに35になって再会すると印象が変わっていたり。
そうした6人の描写がとてもていねいで、彼らの軌跡を追ううちにすんなりとストーリーに入り込むことができた。
柴田さんの本を読んだのははじめてですが、文章にやっかいなくせがなくて説明が上手だなと思いました。
特に編集者の仕事場や作家との関係を使ったエピソードは、へえ、こんなふうなのかな、と考えたり
この人ってあの作家っぽいな、と想像力をかきたてられたりして楽しめました。


 
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一言フォームからのコメントや拍手、ありがとうございます。
たくさんいただいてしまって、嬉しくて嬉しくてにやにやしながら過ごしているあやしい管理人です(笑)。
つづきは書いたり消したりしながら進めているので、もうちょっとお時間かかりそうですが、
楽しんで書いています。

物書き作業って、簡単にいってしまえば、
頭にあふれてくるものをキイボードに打ちこんでいるだけなんですよね。
でも、ハマッてくるとごはんも眠る時間もどうでもよくなってくる!
……いや、ほどほどにしておかないと、
このごろ思ったより電池切れの副作用が大きいのですが(汗)。
あー、ずっと21歳の体力だったらいいのに!と痛感します、最近。

サイト活動していて良かったなぁ。
これからも大事に続けます。


 

 

 

 

 
エスコートの第7話、アップしました。
ジャスティンはわりとハッピーひと筋(笑)でアップリフティングな感じの恋愛観ですが、
雪野はどちらかというと慎重で、すこしずつ進みたいタイプかなと考えながらここまで書いてきました。
アメリカのキャンパスを舞台に繰り広げられるストーリーって、
わたしにとってはいちばん書きやすい反面、心理面の掘り下げに気を使います。
胸が痛くなるような話を書きたいとずっと前から思いつつ、まだまだ努力の余地がありそうで。
……はぁ難しい。

このあともがんばります。
あと2話くらいで終わります。

今回の更新でバナーをリニュしました。
夏くらいまではこのバナーで。


 

 

 

 

 
初BIRKENSTOCKを買いました。
普段から履きやすくて疲れにくい靴しか選ばないのですが、
最近はリネンやコットン素材のナチュラルな服装にも合わせられるものを探していて
新しい靴を買おうかどうしようかずっと迷っているうちに
気に入って履いていた手持ちの靴を一足履きつぶしてしまいました。
……靴ってほんとに壊れるんだ(笑)。

ビルケンとKOOSとですごーく迷ったのですが、心持ちお値段がやさしかったビルケンに。
IDAHOというコロンとしたデザインで、いまの季節なら靴下をはいてもグゥな感じ♪
ジーンズやリネンのパンツにも合いそう。
KOOSも歩きやすそうなので、いずれ履いてみたいです。

小さなエコバッグをもらう機会があったのですが、無地だと味気ないので
試しにうちのにゃんズの写真をアイロンプリントしてみました。
世界でひとつのブランドができたみたいでちょっと嬉しい♪
つぎは無地のTシャツやトートバッグにも転写してみようと画策中。
きれいに撮れた写真をフォトショでロゴふうにデザインして、
我が家の「まめファミリー」や実家の愛犬の写真で作っています。


 

 

 

 

 
久しぶりに美容院へ。
パーマだけでカットはあまりしないでおこうかなと思ってたけど、長いと手入れが大変なので
カットしてウェーブもかけてもらって、春らしいヘアスタイルに挑戦してきました。
やっぱり3時間以上かかってしまいましたよ……もっと頻繁にカットに通わないとダメよね!(涙)

すごく時間がかかって大変だったけど、仕上がりはほぼ理想どおりで大満足♪
乾かすのもラクになったしスタイリングも思ったより簡単なので、
いつものことながら、もっと早く美容院に行けばよかったなあ。

さて、気持ちもハッピーになったし、ごりごり音がするぐらい書きますよ!


 

 

 

 

 
拍手やコメントありがとうございます。
嬉しくて何度も読み返してはにやにやしているパグです。

エスコートの続きですが、今月中に少なくとももう1話更新を予定しています。
ガツガツ書いていますので、ガツガツ更新できれば。
でも書いてるからって、必ずしも人さまに見せられるものになるかどーかは……わからないのがなんともむにゃむにゃ(困笑)。

いーんです。
ぱちぱちと文字を打ち込んでる限り、物語は形作られてゆくんですから。
とくに今は書きたい気持ちとキイボードの相性がいいというか、
キイボードの上で指先がダンスしてるみたいな感じなので、こういう時は書くに限ります!
ひゃっほーーーい!(またカフェオレでハイになりました・笑)
ではでは、モノカキ作業に戻ります。


 

 

 

 

 
エスコートの第6話、更新しました。
去年から更新がストップしていたのにコメントなど送ってくださった方々、とても励みになりました!
本当にありがとうございます。
のんびりペースの更新ですが、これからも楽しんでいただけるといいな。

ストーリーのほうは、のんびりしているどころか微妙にシリアスな展開になってきましたが(汗)、
うふふ、そういうところもなかなか書き甲斐があって楽しいですv
この調子で続きもばんばん書いていきまっす♪
雪野と同じくBGMって大事だわ~と実感中の管理人です。

メエルフォームについてはリニュしてテスト送信したところ、OKでした。
もしなにか不具合ありましたら、web拍手経由で教えていただけると助かります。
一言フォームはもうすこしお待ちくださいませ。
[追記]
一言フォームの修正終わりました。
これまでどおり、更新ページの一番下にあります。


 

 

 

 

 
『DAMAGES』のシーズン1をボックスで観ました。
週末になると数話分まとめて観てたんですが、おもしろかった!

グレン・クローズの演じるパティ・ヒューズ、怖ぇ!
人のすべてを奪うっていうか骨までしゃぶる感じがすごくうまくて、アメリカのこういう企業弁護士ってホント怖いなと今更ながらに思いました。
これはニューヨークが舞台ですが、もしかしてシ、シカゴも同じようなものかしら……?(笑)

パティのもとで働く新人弁護士のエレンの表情がだんだん憔悴しきっていって、最初は優しく朗らかでフレッシュな女性だったのに、
最後には誰も信じられないほどの人間不信と、パティに対する復讐心でいっぱいになる過程も納得の展開。
パティの事務所で働くことになったばかりに、婚約を控えていたはずの輝く未来を破壊されるようすが詳細に描かれています。
企業訴訟にからんだ問題がタテ糸なら、婚約者につきまとうストーカーや、だれも味方になってくれない法律事務所の人間関係などもストーリーのヨコ糸となって
回を増すごとにストーリーは複雑になってゆくのですが、だんだんハマるんですよねこれが。
ながら観なんかとてもできないというか(笑)。
シーズン2も早く観たいです。


 

 

 

 

 
寒いなあと思っていたら雪が舞いましたよ。
春の雪らしく、積もらなかったけど。
もうずいぶんお日様に会ってないような気がします。
今年は暖冬みたいだけど、はやくあったかくなってほしいなあ。

最近の読了記録
10)「オリンピックの身代金」 奥田英朗著/角川書店


昭和39年、オリンピックに沸いていた東京を舞台に、
東北出身の東大生の心情を繊細に描いたサスペンス。
テレビでしか観たことのない東京オリンピックや、出稼ぎ労働者の現実、
今よりずっと幅の広かった貧富の差などが鮮明に描かれていて、上下二段で521ページにもなる大作をまたたく間に読み終わってしまった。

ストーリーが面白かったのは、島崎国男というあまりにも純粋でまじめな東大生のキャラクターのせいでもあるし、
元同級生でありながらあまりにもチャラ男な須賀忠との対比のせいでもある。
なんというか、この時代の金持ちってケタがちがうな……そういう意味では今よりずっと富める者と貧しいものの差が大きかったんだなあ。
そうした格差が、オリンピックを人質にしてしまえという突拍子もない計画を生んだわけだけど。
初めて招致するオリンピックはどこの国にとっても華々しいイベント。
その裏でどれほどの労働力が酷使され使い捨てられていたのか、メディアや国家は真実を伝えないんだなと、薄々気がついてはいたけどこういうことか、とやっと思い至った。

登場人物では、主人公ともいえる島崎が憎めない性格でつい肩入れしたくなった。
特に仲間を救いにヤクザの事務所へ直談判に行くシーンは、思わず声をあげて笑ってしまった。
東大生なので下手に手を出せないし、ヤクザも気味悪がるほど実直でおバカというか(笑)。
映画化するならぜひとびきりのイケメンにやってもらいたい。
そして須賀がいい感じの脇キャラで、どうしようもないチャラ男なんだけど
実家のことだけはちゃんと考えてるあたりが昭和39年のお坊ちゃんだなあと。
……この人、きっとこのあとすごく出世したよね。
警視庁の落合とか矢野にもりっぱな肩書きがついただろうな。
昭和って、最近のドラマや映画でいわれるほど美しい時代じゃなかったと思うし
つらい生活を強いられた人々も今よりずっと多かったと記憶している。
でも底力があって折り目のついていた最後の時代だったのかもしれない。


 

 

 

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