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日々の雑記と翻訳修行日記、読了記録など。
 

 

 
最近の読了記録
8)「英雄の書 上」 宮部みゆき著/毎日新聞社
9)「英雄の書 下」 宮部みゆき著/毎日新聞社


以下、多少のネタバレを含みます。


 

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最近の読了記録
6)「サンタ・エクスプレス」 重松清著/文藝春秋


季節風シリーズの冬の巻。
重松さんの書く文章は、どれもすごくやわらかくて大好き。
味なやきいも屋さんがでてくる『あっつあつの、ほっくほく』は、
胸が痛くなって、どこかほっとする話。
高校生のころって、どうしてあんなに何事も真剣だったんだろう、と思わせられる。
『火の用心』も、高校生の幼なじみ女子の心情がリアルにつづられていて、
ああそうそう、こういう思いって大人になってもしてるよなあ、と思った。
タイトルにもなっている『サンタ・エクスプレス』は、もうもうもう、心憎いの一言。
すぱーんとストレートな喜怒哀楽でなく、だれもが持っている迷いや苦手意識、
気後れ、気遣い、劣等感などを書かせたら、この作者以上にうまいひとはいない。
どれも短いお話なんだけど、短くまとめたのではなくて、
その前と後にも人生が続いている一場面を、写真のように切りとった短編という感じ。

7)「少しだけ欠けた月」 重松清著/文藝春秋
こちらは同じく秋の巻。
秋って少し寂しくなる季節のような気がして、どんな話がでてくるのか緊張しました。
『オニババと三人の盗賊』は、最近は見かけなくなった頑固で怖いおばあさんが出てくる話。
でも、こういうオニババだったらなりたい気もする(笑)。
『風速四十米』とその続編『キンモクセイ』や『少しだけ欠けた月』は切ない話。
どれもちゃんと落ち着くところ、みんなの納得する結論がでているんだけれど、
そう簡単に割り切れないからひとの心って難しい。
だけど言葉の選びかたに愛情が感じられます。
『秘密基地に午後七時』も、幼馴染のグラデーションがリアル。
同級生って、親友と敵だけでは分類されないんだよね。
5人が作った秘密の会、こういうふうに集まるのもちょっといいなと思いました。


 

 

 

 

 
なんだか変わりやすいお天気がつづいていますね。
こんな時こそ体調管理に気をつけなければ、となるべく体を動かして血の巡りをよくしたり、
軽いお散歩や運動を心がけています。
犬がいると毎日のお散歩が習慣になってとてもいい運動になるはずなのですが、
残念ながらうちにはわんこがいないので、毎日にゃんズと遊ぶことにしています。
子にゃんズも今年夏には3歳になるというのに、まだまだ遊びたいらしく、
大運動会も随時開催中(笑)。
でも、健康で楽しそうなにゃんズを見ていると幸せ。

翻訳の通教も、やっと終了しました。
ロマンスやエンタテインメント系は、ミステリーより「読みやすさ・わかりやさすさ」が重視されたり、
原文もかなりの想像力を駆使して訳さなければならなかったりで、かなりアタマが疲れました。
これからちょっと休んで、それからまた先のことを考えようと思います。
春休み企画(笑)として、読みたい本をたくさん注文しました。
ここのブログも読了記録が増えるかも。
はやく届かないかなー、ぐっふっふ♪


 

 

 

 

 
最近の読了記録
5)「ダンナ様はFBI」 田中ミエ著/幻冬舎

国際結婚エッセイは好きなのでいろいろ読みましたが、元FBI捜査官というのは初めて。
現役時代には発行できなかったでしょうから、読んでいくと時代を感じます。
どれほど優秀で一途なダンナでも、ここまで奥さんに注文をつけるのはどうかなあ。
スカートをはいてママチャリに乗るなとか屁理屈をこねたり(べつに醜くないと思うけど?)、
ヘアスタイルを維持するために日本からNYまで連れて行くのも、
なんだか奥さんを所有してるみたいで個人的にはイヤです。
愛情というより、奥さんをコントロールしたいだけという感じ。
奥さんがどのくらい反発したのかとか、どうやって結論に至ったのかとか、
同じく国際結婚経験者としてはそこが知りたかったなあ。
だって、正論としては理解できても、実行するかどうかはその人の自由だし。

ただ、セキュリティに関しての眼はとても鋭いところをついていると思います。
いかんせん時代が古いので、今では防犯対策としてどこのメディアでもとりあげられている点ばかりだけど。
こういう情報は、もっとタイムリーに出版しないとだめじゃない?
……職業柄それはできなかったというのはわかりますが。
個人的なエッセイとして自費出版するなら、読みやすくてとても素敵だし
半生記としてもよい記念になると思いますが、商業出版ではもう出尽くした感があります。
装丁が軽めだったのでコミックかなと思ってたんですが、すべて活字。
内容がわりと理屈っぽいので、コミックだともうちょっと軽くって読みやすかったかも。


 

 

 

 

 
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はあ、なんだかめっきり読書欲が消えてしまいました……。
ちょっとストレスたまってるせいかも。

最近の読了記録
4)「希望ヶ丘の人びと」 重松清著/小学館


希望って、時としてすごく押しつけがましくて身勝手な言葉だなあと気づかされた一冊。
オビを見た感じでは学校が舞台の、子どもたちの話かなと思ったんですが、
子どももだいじな役割を持ってるけど、どっちかというとアラフォー世代の大人に焦点の当たったお話でした。
最近ではあまり珍しい言葉でなくなったニュータウンに住む人々の背景や、
開発以前から地元に住んでいる人々、ぴたっとなじむ人、なじまなくてはじかれる人。
外からはわからない、年老いてゆくニュータウンの一面みたいなものも少しわかる気がしました。

十六のくせにやたらかっこいいマリアの、「はじかれた感」は大人が読んでもぐっとくる。
パズルのピースみたいに子どもを環境へぱちんとはめるのを良しとしているコミュニティでは、
マリアのような子どもは、大人に見本がいないのだからはまらなくて当然だと思う。
個人的にはその後の彼女がとても気になります。
あと、瑞雲先生とショボの関係も、最初はなんだこのくそじじい!と思いつつ、
その後ははらはらしながら読みました。
学校で教わる「希望」っていう言葉は大人の思惑が入りこみすぎててうそくさいけど、
希望ヶ丘というニュータウンは、できたばっかりのころとは趣を変えて、
ちょっとずつ熟成しつつあるように思えます。
そういうのも町の味わいなのかも。


 

 

 

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