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日々の雑記と翻訳修行日記、読了記録など。
 

 

 
最近の読了記録
32)「告白」 湊かなえ著/双葉社

いろんなところで紹介されている本をタイムリーで読みたくなることは少ないのですが(たいていは人より遅れて読みたくなる・笑)
この本はどうしても読みたくなってしまって、そして読んで大正解でした。
教師の告白からはじまるストーリーは、第1章だけでもものすごい衝撃なのに、
関係者の視点に移って続くその後のストーリーも語り口がなめらかで一気に読んでしまいました。
少年犯罪という切り口は『空白の叫び』とも通じるところがあるけれど、
本書のほうがきっちりと動機が書かれているぶん、フィクション性を強く感じました。
個人的には、犯罪ってすべてこんなにきっちり理由づけできないから怖いし救いがないと考えているんですけど。

主人公の語りで進むストーリーというのは、あっというまにページをめくってしまいますね。
少年Aがひたすら自分のことしか考えていないので薄ら寒くなるし、少年Bのほうは普通の少年が道を誤ったという感じ。
Aはその優秀な頭脳をプラスのほうに導いてくれるロールモデルが、これまた「優秀な母」しかいないと思い込んでいたところに悲劇が生まれ、
Bは過保護な母親や、あまりつっこんだことを言いたがらない家族からきちんと叱ってもらえず
かといってありのままの自分をも認めてもらえなかったせいで、拗ねてしまったところがボタンの掛け違いだったのかも。
この本を読むと、親の子どもに対する接しかたにも問題提起しているような気がします。

ラストはまったく予期していなかった終わりかただったのでびっくりしました。
教養がなくていいということではなく、馬鹿であるというのは人類という種のストッパーなのでは、と考えてしまいました。

33)「天窓のある家」 篠田節子著/新潮文庫

このひとの書かれる長編小説が大好きなのですが、短編もすごく好きです。
短編小説とはいっても情報量がけっこうあるので、「さらっと」は読めなくて
ページの途中で考えこんだり前のページにもどったり、そういうところが重厚で好きなんだと思います。
本書では2番目に収録されている『パラサイト』が良かった。
結婚もせずまともな仕事もせずに親の金で遊んではいても、人間ってだれかから頼られたいと思いながら生きているものなのかも。
はじめはしょーもないオンナのように見えた奈々実ですが、人生の意義が実家の家族っていうのもいいもんだなと思いました。


 
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最近の読了記録
31)「ジェネラル・ルージュの凱旋」 海堂尊著/宝島社

田口・白鳥シリーズの第3弾。
でも今回は前作の『ナイチンゲール……』の裏で速水に起こっていた事件を追っているので
白鳥の活躍はあんまりない。
そのかわりにやっと氷姫登場、という感じ。
白鳥が限りなく破天荒で無責任なのに対し、氷姫はこの作者にしては珍しく"とたとた"とか擬音語まみれの埴輪みたいなキャラ。
読んでるあいだ、ずっと頭に浮かんでいたのは"弱気で医学に明るいしずちゃん"でした(笑)。

速水部長はたしかにいい男なんだけど、赤いルージュってそんな魔法みたいな威力ないと思う。
緊急事態で医者がそんなもの塗ってたら、わたしなら完全に引きますが(笑)。
本来なら、医療現場で化粧品を使ったら香料が感覚の邪魔をするし
白衣や患者の体にも成分が移っちゃったりで良くないハズ……みんなが思ってるように"血みどろ将軍"でいいのに。

それ以外のストーリーはおもしろかったです。
個人的には第1作がいちばん好きだけど、このコンビの話はもっと読みたいし、
今まであまり意識が向かなかった病院経営の裏側も垣間見れて興味深い。
来月には4作目も出るらしいので、ドラマだけでなくそちらも楽しみたいな。
……とはいっても、平行して読んでいる本があと3冊あるんだけど(汗)。
年内にあと20冊は読破したい! 

 

 

 

 
22日にメエルフォームからコメントを送ってくださったCさま、どうもありがとうございました。
ここまで見てくださってるかわからないのですが、
返信アドレスにご記入がなかったのでこちらで回答させていただきますね。
携帯電話からも読みたいといってくださるなんて、とても嬉しく思います。

ですが、すみません。携帯サイトをつくる予定はないのです。
通勤ブラウザというサイトが便利そうなので、よろしかったらそちらでチェックしてみてください。
http://www.sjk.co.jp/

ブラウザや環境、ダウンロード版など、細かいことにあまり対応していない不親切なサイトで申し訳ありません。
これに懲りずに、これからも楽園茶屋に遊びにきてくだされば嬉しいかぎりです。


 

 

 

 

 
通教の課題をやっています。
1回目の訳文はもう返ってきてるんですが、自分的にはイマイチだったので次回で挽回したいところ。
2回目の訳文は会話が少なめなので、きちんと描きこんである情景描写に気を使います。
今回はイギリスの作家さんかな。
ギリシャ人も出てくるので、この後ちょっと調べ物が多くなりそうな予感……。

秋のドラマ、いろいろ観ています。
バチスタはすっごく期待しているのですが、
原作を読んだ時は桐生医師ってもうすこし感じのいい医者だと思ってたんだけどなぁ。
グッチーはぐぅだ!
白鳥は「ヘンな人度」が薄いというか(笑)、やっぱちょっとかっこよすぎ&もっと弾けてほしい感じ。
『ブラッディ・マンディ』も観てます。
和製『24』みたいでおもしろいストーリーなので、このままずっとわくわくさせてくれるといいな。
意外なところで『OLニッポン』にもハマッてます。
日本人と中国人の違いみたいなものを公平に、かつ興味深く描写しているところが
これまでのドラマにない感じがして好感触。
ちゃんと中国人キャストを使ってくれてるところも◎。
これからも楽しみに観ます。


 

 

 

 

 
今日は暖かかったので猫を洗いました!
にゃんこたちは家猫なので汚れも少ないし、年に2回ぐらいしか洗っていません。
シャンプー時のストレスのほうがすさまじいので、ま、そんなに無理に洗わなくてもいいか、と。
ドライシャンプーですませたり、ウェットティッシュでふいてあげるくらいでした。

気温が高めの天候は今日までと聞いたので、
最近ちょっと毛の表面がしっとりしすぎていたまめとフェイを続けてシャンプー。
フェイを先に洗ったのですが、シャンプー嫌いなので大声で鳴くったらない(笑)。
そのあいだずっと外で心配げににゃあにゃあ応えていたママ猫のまめ……心配性だなぁ。
次はそのまめの番だったのですが、たいして怖がりもせず、
シャンプーのあとのコンディショナーもしっかり使えました。

おかげで毛はふわふわ、さらさら。
香料のキツイものはわたしも苦手だし猫の体にも悪そうなので、
天然のラベンダーの香りしか使っていない優しい動物用コンディショナーにしました。
ちなみに、残りの3匹はびびりまくってたのでほかの日に延期(笑)。
なるべく暖かい日を選んで洗ってあげようと思います。 

 

 

 

 
最近の読了記録
29)「ナイチンゲールの沈黙(上)」 海堂尊著/宝島社
30)「ナイチンゲールの沈黙(下)」 海堂尊著/宝島社


小児科病棟に舞台を移した『チーム・バチスタの栄光』の続編。
この作者の特徴なのか、やはり序盤はとっつきにくい。
新キャラの看護師たちばかりにスポットライトが当たってるような気がして、
早くグッチー&トリー(笑)コンビが見たい者としてはもどかしかった。
どうして白鳥は第二部からしか登場しないんだろう……ま、コトがおきて出動がかかるのがそこらへんからなのだが。

今回はとにかく新キャラの登場が多い。
小夜と翔子、猫田などの看護師群と、加納・玉村両刑事。
ドア・トゥ・ヘブンに入れられた冴子と小児病棟の患者たち。
これらの登場人物が、時にひとつの部屋で行動を起こしているのにごちゃごちゃしていないのは
きちんと書き分けがついているからだろう。
しかし田口先生、警視庁と『警・察・庁』のちがいも知らなかったのか……。

音楽や映像を文章で現すのはむずかしい。
小夜や冴子の歌がどんな映像を持っているのか、わたしには終盤になるまでイマイチ伝わってこなかった。
前作もそうだったけど、この作者の表記は全体的に漢字が多くて固いのだ。
もうすこし読みひらいてくれないと、ページによってはまるで論文のような印象を受ける。
キャラクターの造形や小道具の世界観みたいなところはとてもおもしろく、
子供番組にあるまじき酒びたりのヒーロー『ハイパーマン・バッカス』に笑わせてもらった。
……わたしもシトロン星人よりバッカスのほうが好きだなぁ(笑)。

今回のストーリーでキーワードにもなっている「共感覚」。
数字や文字に色がついて見えたり痛みに映像がついたり、ふたつの感覚が同時にあらわれることらしい。
はじめて知ったけれど、人間の能力ってほんとうに興味深いなと思った。
もしこういう能力を後天的に手に入れたなら、維持していく努力はきっと
アスリートがトレーニングをしたり、翻訳者が毎日読んだり書いたりするのと似ているんだろうな。

いまはとにかくバチスタのドラマが観たい!
あの茫洋とした田口を伊藤淳史くんがどう演じてくれるのか、
白鳥は仲村トオル氏ではちょっとかっこよすぎじゃないのか、とかいろいろ考えて楽しんでいるところ。
ドラマといえば先週はじまった『夢をかなえるゾウ』、啓蒙書?をどうやってドラマに?!
と思っていたけど、ガネーシャの胡散臭さと言ってることの真っ当さが奇妙なテイストに仕上がっていておもしろかったです(笑)。
水川さんがどんなふうに夢をかなえてゆくのかとても楽しみ。


 

 

 

 

 
ブログの拍手から『エスコート』へのコメントくださったかた、ありがとうございました。
しっかり受けとらせていただきました。
管理者ページからしか読めないようになっているようで、気づくのが遅れてしまってすみません。
鍵マークのついたコメントというのでしょうかね、ブログページからは見えないのでドキドキです(嬉)。

一言メルフォやメエルフォームからの感想、拍手のみのかたも、とっても励まされています。
これからも楽しく進めますネ。
『エスコート』はノッてきた感があるので、今月中にもう一回は更新したいです。
次回はジャスティンサイド。
しばしお待ちくださいね。
ふふふ。


 

 

 

 

 
最近の読了記録
28)「アメリカ大学事情」 花井喜六著/東京新聞出版局

発行が昭和五十三年とかなり古い本なので、これから留学するかたにはあまり参考にならないかも知れません。
ただ、ネットやブログやケータイこそ影も形もなかったけど、アメリカの教育機関にそれほど劇的な改革があったわけでもないので、
変わっていないシステムもたくさん記述されていて、そうそうそう、そうだった!と思う点はいくつもありました。
70年代にビジティング・スカラーとしてミシガン大学に留学した筆者の体験記ですが、
本書よりかなりあとになって同じ中西部のアイオワ州に留学したわたしのような者でも、過去をふりかえったりして懐かしめる一冊。
……ま、要は毎年この時期におそってくる「学校に戻りたい病」にかかったわけです(笑)。

以下長いので(汗)、もし興味がありましたらどうぞおつきあいくださいまし。



 

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昨日↓あんなことを書いておいてなんですが……エスコート第5話更新できました(笑)。
このあとの展開のことも考えて、だいたいできあがっていた話を少し加筆して、
もっと時間かかるかなと思ってたけど、うん、方向性が見えてきたっつーかぴかっと光ったっつーか。
こういう時って楽しいですね♪
つづきもがしがし書きます!

ブログのテンプレも変えました。
うちのにゃんこではないのですが、かなり似てます(笑)。
秋らしい色合いとかわいい猫さんに癒されます~。



 

 

 

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